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「長期優良住宅にすると税制優遇があるらしい」「省エネ基準も2025年から義務化されるようだ」などの情報を耳にした方もいるのではないでしょうか。
これから新築住宅を建てようと検討し始めた30〜40代のご家庭にとっては、太陽光発電や蓄電池の導入をはじめ、両方の制度も気になるところでしょう。
長期優良住宅と省エネ基準の関係性や申請手続きの流れがわかりにくいと感じる方も少なくありません。
特に2025年4月からの省エネ基準義務化によって、住宅建築を検討している方の関心はますます高まっています。
本記事では長期優良住宅と省エネ基準の関係を丁寧に整理し、多くの方が疑問に思っている省エネ基準適判を省略できるか、具体的な申請方法や活用できる補助金制度のことも詳しく解説します。
太陽光発電や蓄電池も視野に入れた住まいづくりを検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
長期優良住宅とは

長期優良住宅とは、長期にわたり良好な状態で使用するための措置がされている優良な住宅のことです。
制度は2009年に施行された長期優良住宅の普及の促進に関する法律に基づく認定制度であり、住宅の耐震性・省エネルギー性・耐久性・維持管理のしやすさなど、複数の厳しい基準を満たすことがポイントです。
一般的な住宅と比較してより高い性能水準が求められるため、将来にわたって長く住み続けることができる質の高い住まいとして、近年ますます注目を集めています。
認定を受けることでさまざまな税制優遇や補助金を受けられるため、一般的に初期費用が高くなるものの長期的に見ると経済的なメリットも大きい制度です。
長期優良住宅の概要
認定制度は2009年6月に正式にスタートし、今までの累計認定は1,500,000戸を超えています。
新築戸建住宅全体の約29.3%が長期優良住宅の認定を受けており、割合は年々着実に増加傾向にあるのが特徴です。
認定を受けるためには建物の着工前に所管行政庁へ申請を行い、定められた基準への適合を確認してもらう流れとなっています。
申請に大切な技術的書類は多岐にわたるため、通常はハウスメーカーや工務店の専門家によるサポートを受けながら手続きを進めていくことが一般的です。
長期優良住宅の性能

長期優良住宅として正式な認定を受けるためには、高い住宅性能を備えていることが求められます。
具体的な基準は、耐震等級2以上の耐震性能を確保していることや断熱等性能等級5を満たしていること、そして一次エネルギー消費量等級6への適合がポイントです。
特に注目すべき点として、2022年10月には省エネ基準がZEH水準にまで大幅に引き上げられ、従来よりもさらに高いレベルの省エネ性能が求められるようになりました。
改正により、長期優良住宅は環境問題にも十分に配慮した持続可能な住まいとしての位置づけがより一層強化されました。
高い断熱性能により冷暖房効きが向上し、年間を通じて快適な室内環境を維持できる住み心地の面でも大きなメリットがあります。
長期優良住宅の認定要件
長期優良住宅の主な認定は、以下のような項目があります。
劣化対策等級3として、構造躯体が少なくとも100年ほどは使用できるような劣化対策が講じられていること、耐震等級2以上の地震に対する強度を確保していることです。
省エネ性能には、断熱等性能等級5および一次エネルギー消費量等級6への適合がポイントです。
さらに維持管理対策等級3、住戸面積75平方メートル以上の確保、そして長期にわたる維持保全計画の策定なども求められます。
厳しい基準を満たして初めて、正式な認定を受けることができます。クリアすべき項目が多岐にわたるため、設計段階から認定取得を見据えた計画を立てることが成功のポイントです。
省エネ基準とは

省エネ基準とは、建築物のエネルギー消費性能の向上を目的として国が定めた大切な基準のことです。
地球温暖化対策や限りある資源の有効活用ができることから、建物の断熱性能や設備機器の性能は一定以上の水準を確保することが求められています。
基準は建築物省エネ法に基づいて具体的な内容が規定されており、住宅の新築やリフォームを行う際に押さえておくべきポイントとなります。
省エネ基準を満たした住宅は光熱費の削減効果も期待できるため、環境面だけでなく家計にも優しい住まいとなるでしょう。
省エネ基準の概要

建築物の省エネ性能は主に外皮性能と一次エネルギー消費量の2つの観点から総合的に評価されます。
外皮性能とは、住宅の屋根や外壁や窓の断熱性能のことを指し、UA値(外皮平均熱貫流率)やηAC値(冷房期の平均日射熱取得率)の専門的な数値で表現するのが一般的です。
一次エネルギー消費量は、冷暖房設備・換気設備・給湯設備・照明設備などで実際に使用されるエネルギーの総量のことです。
両方の基準を満たすことで、省エネ性能の高い優良な住宅として評価されます。
省エネ基準適合の判断基準
省エネ基準への適合を確認するための方法には性能基準と仕様基準の2つの異なるルートがあります。
性能基準は詳細な計算によって省エネ性能を数値的に評価する方法であり、設計の自由度が高いメリットがある反面、複雑な計算作業が欠かせません。専用のソフトウェアを使用して計算を行うことが一般的です。
一方の仕様基準は断熱材の厚さや窓の仕様などをあらかじめ定められたルールにしたがって選択していく方法で、計算が大幅に簡略化される利点があります。特に仕様基準を用いる場合には省エネ適判の手続きを省略できるメリットも魅力です。
省エネ基準の適合方法は複雑で、どのルートを選ぶべきか迷う方もいるでしょう。
私たちZERO電生活は選ばれるだけでなく、長く任されるエネルギーパートナーとして、ご家庭に寄り添う姿勢を大切にしています。
長期優良住宅の認定取得から太陽光発電・蓄電池の導入、補助金申請まで一貫してサポートいたします。省エネ住宅づくりでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
2025年4月から省エネ基準は義務化されている

2025年4月からは、すべての新築住宅および非住宅建築物に対して省エネ基準への適合が法律で義務化されました。
今までの制度では一定規模以上の大規模な建築物のみが適合義務の対象でしたが、改正によって小規模な戸建住宅も含めた新築建築物にも省エネ基準を満たすことが必須となっています。
省エネ基準を満たしていない住宅には建築確認申請が通らず、工事に着手ができません。
住宅を建築しようと考えている方は、省エネ性能の確保も検討が欠かせないでしょう。日本の住宅全体の省エネ性能が底上げされることが期待できます。
長期優良住宅は省エネ基準適判を省略できる?

長期優良住宅の認定を正式に受けた建築物は省エネ適判の手続きを省略できます。
理由は明確で、長期優良住宅に求められる省エネ性能はZEH水準(断熱等性能等級5および一次エネルギー消費量等級6)であり、2025年4月から義務化された省エネ基準(等級4相当)の水準を大幅に上回っているためです。
長期優良住宅の認定を取得していれば、省エネ基準を十分に満たしていることが自動的に証明されます。
手続きは、長期優良住宅の認定通知書を建築確認申請のときに添付して提出すれば、別途の省エネ適判手続きは省略可能です。
申請にかかる時間と費用を節約できるため、長期優良住宅を選択する大きなメリットの一つです。
パターン別申請の流れ

省エネ基準義務化に伴い、住宅を建築する際の申請パターンは複数あります。
どのパターンを選択するかによって手続きの手間や費用が変わってくるため、自分の計画に合った方法を事前に把握しておくことが大切です。
省エネ適判の流れ
省エネ適判とは、所管行政庁または登録省エネ判定機関に対して省エネ性能確保計画を正式に提出し、専門的な審査を受ける手続きのことです。
手続きは建築確認申請と並行して進めるもので、省エネ適合判定通知書を受け取った後に初めて建物の工事に着手できます。
必要書類の準備や審査には相応の期間がかかるため、工事スケジュールには十分な余裕を持って計画を立てることが大切です。
長期優良住宅認定の流れ
長期優良住宅の認定を受けるためには、登録住宅性能評価機関に技術的な事前審査を受け、確認書を取得した後に所管行政庁へ正式な認定申請を行います。
審査にかかる期間はおおむね1ヶ月から2ヶ月ほどが一般的であり、建物の着工前には余裕を持ったスケジュール調整が欠かせません。
認定取得後は計画書に沿って建築工事を進め、建物完成後も定期的な点検やメンテナンスを継続的に実施していくことになります。維持保全計画に基づいた適切な管理を行うことで、住宅の資産価値を長期にわたって維持できるでしょう。
省エネ適判を省略した場合の流れ

長期優良住宅の認定を取得している場合や、仕様基準を用いて省エネ性能を確保する場合には、省エネ適判の手続きを省略することが可能です。
手続きを省略できることで申請にかかる時間的コストや金銭的コストを大幅に削減できるメリットがあります。
自分に合ったパターンは建物の規模や設計内容によって異なるため、計画の早い段階で専門家としっかり相談しながら適切な方針を決めましょう。
長期優良住宅のメリットとデメリット

長期優良住宅には税制優遇や資産価値の維持をはじめ多くのメリットがある一方で、建築コストの増加や維持管理の手間などデメリットもあります。
メリットやデメリットなど両面を詳しく見ていきましょう。
メリット
長期優良住宅を選択するメリットは、充実した税制優遇措置を受けられることにあります。
住宅ローン控除は、借入限度額が子育て世帯および若者夫婦世帯で50,000,000円まで引き上げられ、控除期間13年間で4,550,000円もの税額控除を受けることが可能です。
登録免許税が0.1%に軽減され、不動産取得税の控除額は13,000,000円に増額されるでしょう。
固定資産税の減額期間も戸建住宅で5年間に延長されるなど、多岐にわたる優遇措置を活用できます。
加えて、フラット35の金利優遇を受けられる場合もあり、住宅ローンの総返済額を抑えることにもつながるでしょう。
私たちZERO電生活は、選ばれるを超えて任されるパートナーとしてお客様に寄り添うことを大切にしています。
長期優良住宅の認定取得から太陽光発電・蓄電池の導入、補助金申請までトータルでサポートが可能です。
「どのくらい光熱費が下がる?」「うちでも補助金は使える?」などの疑問にも丁寧にお答えします。
住まいのエネルギーに関するお悩みなら、些細なことでもお気軽にご相談ください。
デメリット
デメリットでは、建築コストが一般的な住宅と比較して高くなる傾向があります。
高い性能基準を満たすための高性能断熱材や高性能設備の導入が求められるため、坪単価で50,000円から150,000円ほど増加となるケースが見られます。
認定申請にかかる費用も代行手数料を含めると200,000円から300,000円ほどとなり、認定後は30年以上にわたって10年ごとの定期点検が義務付けられている点も覚えておきましょう。
長期的な維持管理にかかる手間と費用も事前に確認しておくことが大切です。税制優遇や補助金を活用すれば、追加費用は回収できるでしょう。
長期優良住宅建築にかかる費用と補助金

長期優良住宅を建築する際には、一般住宅よりも費用が高くなる傾向がありますが、国や自治体の補助金制度を活用すれば負担を軽減できます。
具体的な費用の目安と、2025年度に活用できる補助金を解説していきましょう。
建築にかかる費用
長期優良住宅の建築費用は一般的な住宅と比較して1,000,000円から1,500,000円ほど高くなることがあります。
近年では標準仕様の段階で長期優良住宅の基準を満たしているハウスメーカーや工務店も増えてきており、そうした業者を選べば追加費用を抑えられるでしょう。
また前述した税制優遇措置や各種補助金制度をうまく活用するなど、実質的な費用負担軽減も可能です。
活用できる補助金

2025年度には子育てグリーン住宅支援事業など国の補助金制度が実施されており、長期優良住宅を新築する子育て世帯および若者夫婦に対し800,000円の補助金が交付されます。
省エネ性能を備えたGX志向型住宅は、世帯の種類を問わず1,600,000円と高額の補助金を受け取ることができます。
補助金には予算上限があり、予算がなくなり次第受付終了となる可能性があるため、新しい情報を国土交通省サイトで確認しながら早めに申請を進めることが大切です。
省エネ基準適判を省略して長期優良住宅を建てるなら

長期優良住宅の認定を取得すれば省エネ適判の手続きを省略でき、煩雑な申請手続きの負担を軽減しながらも高性能で快適な住まいを実現できるでしょう。
太陽光発電システムや家庭用蓄電池を組み合わせることで、ZEH水準を超える先進的な省エネ住宅を実現することも可能です。
設備を導入すれば光熱費の削減が期待できますが、削減効果は地域の気候条件や住宅の仕様によって異なります。
また災害のときに非常用電源にもなるため、設備導入を検討するとよいでしょう。制度の詳細や新しい情報は国土交通省の公式サイトでご確認ください。
私たちZERO電生活では、長期優良住宅の認定取得サポートから太陽光発電システムや蓄電池の導入プランまでトータルでご提案しています。補助金の申請手続きもお任せください。
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