ZEH住宅の義務化とは?基準や住宅購入への影響、既存住宅も対応が必要なのかも解説

近年ニュースやSNSで、省エネ基準やZEHの義務化といった言葉を目にする機会が増えています。どちらも住宅の基準という程度の認識はあっても、具体的な内容まで理解している方は少ないのではないでしょうか。

さらに義務化と聞くと不安を感じる方もいるかもしれません。特にマイホームの取得を考えている方にとっては気になるところでしょう。

この記事ではZEHと省エネ基準の違いを明らかにし、ZEH住宅の義務化について私たちZERO電生活がわかりやすく解説します。さらにZEH義務化による住宅購入への影響と、既存住宅での対応の必要性についても解説していきます。

マイホームの購入を検討中の方や今の住まいで大丈夫か不安な方にとって、省エネ基準やZEH住宅義務化を理解する一助になれば幸いです。

ZEH住宅の義務化とは

zeh

ZEH住宅とは省エネだけでなくエネルギーを創り出すことにより、自宅で使用するエネルギーを100%まかなう住まいをいいます。環境保全と快適な暮らしが同時に叶うとして注目されている高性能住宅です。

一方でZEH住宅は「基準が厳しい」や「初期費用が高額」といったイメージも根強く、一般的な住宅としての認知度は高いとはいえません。

そんななか、なぜZEH住宅の義務化が唱えられているのか、いつから始まるのか知りたい方は少なくないでしょう。

この章ではZEH住宅義務化の特徴や背景、さらに開始時期や今後の展開について解説します。

特徴

ZEH住宅の義務化は、ZEH水準を住宅建築のスタンダードとして位置づける点が特徴です。高断熱・省エネ・創エネの3つが重要な要素であるZEH住宅は、現時点ではエネルギー効率の高い高性能住宅としてとらえられています。

今後は義務化によりすべての住宅にZEH水準が適用され、ZEH住宅が高性能から標準レベルの住宅になることが予想されます。

背景

街とエコロジー

地球温暖化やエネルギー資源の枯渇など環境問題が深刻化するなか、脱炭素社会の実現は世界的な課題の一つです。

政府は2050年のカーボンニュートラル達成を目指しさまざまな施策を掲げています。ZEH住宅の義務化もその施策の一つです。

2011年の東日本大震災の原発事故や2022年以降のウクライナ戦争によるインフレもエネルギー資源を見直すきっかけといわれています。

開始時期

ZEH住宅の義務化が開始される時期は、2030年を目標に設定されています。

義務化の前段階として、2025年4月よりすべての新築住宅に省エネ適合基準が義務化されました。

今後5年間でZEH水準を住居形態の標準仕様に据え、ZEH住宅の戸数を増やすための取り組みが急速に進むといわれています。

今後の展開

2030年のZEH住宅の義務化とは、厳密にいうとすべての新築住宅にZEH水準の省エネ性能を義務付ける内容です。

創エネ要素である太陽光発電の導入は義務化ではありませんが、新築住宅の6割以上に太陽光発電の設置を目指すと明言されています。

将来的に太陽光発電設備の義務化を視野に入れての段階的な措置と表明されており、ZEH住宅が義務化される可能性は高いでしょう。

2025年と2030年の省エネ基準義務化との違い

マイホームの計画イメージ

住宅の省エネ性能はエネルギー消費量や断熱性能により評価され、2025年の省エネ基準義務化に伴いそれぞれの基準が明確に示されています。すべての新築住宅は省エネ基準への適合が義務付けられ、設計段階での確認が必要となりました。

2030年には、省エネ基準の最低ラインがZEH水準に引き上げられる計画です。ZEH水準の省エネ住宅がスタンダードになり、太陽光発電の設置促進が本格化すると予想されます。

省エネ基準の義務化とZEH水準への移行は、これから家づくりを検討する方にとって大きな転換点となります。

「自分の家はどの設備を選べば基準を満たせるのか」「長期的に電気代を抑えるにはどのような対策が必要か」といった不安を抱いている方は少なくありません。こうしたなかで重要になるのが、住まいにぴったりな設備を適切に選ぶことです。

そこで頼りになるのが太陽光設備販売業界第4位の実績を持つZERO電生活です。私たちZERO電生活は、太陽光エネルギーシステムの専門家としてたくさんのお客様から感謝の声をいただいています。

豊富な施工数と経験から、相談いただいたお客様それぞれに適した太陽光パネルと蓄電池の組み合わせのご提案が可能です。

さらに国内外メーカーの省エネ設備を豊富に取り揃えており、お客様の家族形態や生活様式に合った設備をご紹介できます。私たちZERO電生活のサポートで、納得感を持って充実した省エネ生活を始めましょう。

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ZEH住宅として満たされる基準

緑と一軒家

国内の家庭部門の最終エネルギー消費は、全体のおよそ15%を占めるといわれています。

ZEH住宅は高断熱の外皮素材で省エネ効果を高めるだけでなく、エネルギーを産生して住宅のエネルギー収支を実質0にするのが特徴です。

脱炭素社会の実現には家庭でのエネルギー消費量削減に向けた対策が不可欠といえます。ZEH住宅の義務化は未来の環境を守るうえで重要な意味を持つ対策の一つです。

ZEH住宅にはどのような基準があるのか詳しく説明しましょう。

太陽光発電システムの導入

太陽光発電・ソーラーパネルのイメージ2

ZEH住宅の3要素の一つである創エネ基準を満たす条件は、太陽光発電システムの導入です。

二酸化炭素を排出しない太陽光発電は環境に優しいだけでなく、電気の自給自足により光熱費の削減につながります。

さらに蓄電池と併用することで自家発電が可能となるため、災害時の備えとしても有効です。また、電気の余剰分は電力会社に売電できる点もメリットでしょう。

一次エネルギー消費量等級6

ZEH住宅の二つ目の認定要件として挙げられるのが省エネです。省エネの指標として一次エネルギー消費量等級があります。

一次エネルギー消費量等級は3〜6等級に分けられ、等級が上がるほどエネルギー消費量削減率も上昇します。ZEH住宅は等級6に該当し、2030年の省エネ基準は等級4からZEH水準の等級6に引き上げられる予定です。

LED照明やエコキュートといった省エネ性能の高い設備の導入はエネルギー消費量を減らし、光熱費を低く抑えることができます。

断熱等性能等級5以上

五つ星 星 ランク

断熱等性能等級とは省エネのもう一つの指標で、住宅外皮の断熱性能を表しています。

1〜7等級まであり、等級に比例して断熱性能も高くなる仕組みです。ZEH住宅の認定基準は断熱等性能等級5以上と定められています。2025年の省エネ基準では等級4以上が義務付けられていますが、2030年はZEH水準の等級5以上が義務化される予定です。

高断熱の住宅は遮音性も高く、騒音を気にせずプライバシーを保持して快適に過ごせる点が魅力です。また結露が少なく、カビやダニの温床となりにくいためアレルギー症状が緩和できるといわれています。

部屋ごとの温度差が小さくなるため、浴室でのヒートショック予防にも効果が期待できるでしょう。

ZEH住宅の義務化で起こりやすい住宅購入への影響

ノートパソコンを見る夫婦(困る)

環境に与えるメリットはもちろん、経済面や健康面でも多くのメリットが挙げられるZEH住宅ですが、いくつか留意すべき点があるのも事実です。

義務化されるからといって焦ってZEH住宅の購入を決めるのではなく、初期費用や設計プラン、省エネ設備のメンテナンス費用などきちんと下調べをして検討することが大切です。

この章ではZEH住宅義務化に伴う住宅購入への影響について説明します。

初期費用が増える恐れ

ZEH住宅では、従来の住宅に比べ太陽光発電システムや高効率設備の導入に高額なコストがかかります。

また消費エネルギーと産生エネルギーの可視化や電力の利用効率を高める専用システム(HEMS)の設置も必要です。断熱性を高めるため壁や窓、屋根などの外皮にも費用がかかります。

性能やグレードにもよりますが、ZEH住宅の初期費用は通常より約2,500,000〜3,000,000円高くなるのが一般的です。

設計で省エネ基準に合ったプラン作成

営業マンと家づくりの相談をする若い夫婦

ZEH住宅の建設には設計の段階で省エネ基準を満たすようなプランの作成が求められます。省エネ効果を確保するために、間取りやデザインが制限されるケースもあります。

また、補助金を申請する際は申請要件に適した設計プランを事前に提出しなければ補助が受けられない場合がほとんどなので注意しましょう。

省エネ設備メンテナンス費用の計上

省エネ設備のメンテナンス費用の把握も必要です。特に太陽光パネルは定期点検が法律で決められています。太陽光パネルの維持費用は一般的に30,000〜100,000円程度です。

その他蓄電池の交換費用も発生します。家庭用蓄電池の寿命は20年が目安です。

光熱費が抑えられ家計へ貢献

ZEH住宅は高断熱の外皮と省エネ性能の高い設備でエネルギー消費を抑え、太陽光発電で得たエネルギーを利用できるのが特徴です。

電力会社から供給されるエネルギー使用を減らせるため、光熱費を削減できます。上昇が続く光熱費を低く抑えることは、家計の負担軽減にもつながるでしょう。

特に寒冷地で比較すると、ZEH水準の省エネ住宅は現在の省エネ基準住宅より年間約96,000円、太陽光パネル付き住宅では約180,000円の光熱費を節約できるとのデータがあります。

ZEH住宅の義務化に際して使える補助金制度

住宅の補助金制度のイメージ

政府はZEH義務化に向けてさまざまな補助金制度を設けています。これらの補助金を上手に利用すれば、ZEH住宅が実現可能なものとなるでしょう。

ただし国が実施する補助金制度は重複申請ができないことと、申請後の設計プランの変更ができない点などに注意が必要です。

ここでは代表的な補助金制度を紹介します。

戸建住宅ZEH化等支援事業

ZEHの補助金制度は年度ごとに名称や補助金額が変更されるケースが少なくありません。戸建住宅ZEH化等支援事業は2025年度の制度です。

ZEH基準を満たす新築住宅に550,000円、より高度な高効率設備と高い省エネ率を満たすZEH+と呼ばれる住宅には900,000円の補助金が給付されます。

例年5月から受付が開始され、予算の上限に達し次第締め切られます。情報が随時更新されるのでこまめにチェックしておくとよいでしょう。

子育てグリーン住宅支援事業

部屋のソファーでくつろぐ親子4人

子育て世帯や若者夫婦に対する補助金制度で、ZEH水準住宅に一戸あたり400,000円の補助が受けられます。新築住宅だけでなくリフォーム住宅にも適用されるのが特徴です。

ZEH水準以外にも、より高水準のGX志向型や長期優良住宅にも補助金が給付されますが、適用となる省エネ性能や給付対象となる立地条件などが細かく設定されています。

追加設備等による追加補助金

ZEH住宅の補助金制度では蓄電システムや直交集成板、地中熱ヒートポンプシステムなどの高効率設備を設置すると200,000〜900,000円の追加補助が受けられます。

この制度も予算がなくなり次第終了となるので早めの申請が大切です。

既存住宅もZEH義務化への対応が必要?

疑問から始まるストーリー

ZEH住宅の義務化は新築住宅への適用と定められており、既存住宅へは義務化されていません。国土交通省や環境省、経済産業省などが連携し、既存住宅に対してもさまざまな省エネリフォームの支援事業が実施されています。

主な事業を以下に挙げます。

  • 子育てグリーン住宅事業
  • 先進的窓リノベ2025事業
  • 給湯省エネ2025事業
  • 賃貸集合給湯省エネ2025事業

いずれも既存住宅の省エネ化を図り、エネルギー費用の負担を軽減して住まいの快適性を向上させる目的で実施されている事業です。

2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、多くの分野で省エネ政策や普及のための支援が実施されていることがわかります。

私たちZERO電生活では、省エネリフォームに適した太陽光発電や蓄電池システムを豊富に取り揃え、バラエティに富んだエネルギーシステムの提案が可能です。

エネルギーソリューション企業としての長い経験を持つ私たちが、新築住宅以外でも環境に優しく快適に過ごせる住まい空間を見つけられるようサポートします。

住宅屋根の耐荷重量に合った太陽光パネルや、限られたスペースを有効活用できる蓄電池の選定もお任せください。

ご予算やメーカーのこだわりなど、どのような内容でも私たちZERO電生活の専門スタッフが丁寧に対応します。ZEH住宅や省エネリフォームのことならまずは私たちZERO電生活にご相談ください。

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ZEH住宅の義務化は、これからの未来環境を支えるうえで重要な施策です。高性能住宅のイメージが強いZEH住宅ですが、標準的な住宅基準として広く普及する社会がすぐそこまできています。

補助金の有効活用により、初期費用も低く抑えられるのがZEH住宅の特徴ですが、義務化以降は制度が廃止される可能性が0ではありません。補助内容が充実している今が、ZEH住宅を選ぶよい機会ではないでしょうか。

私たちZERO電生活は、ZEH水準や補助金についての知識が豊富なスタッフを揃えており、複雑な認定要件や手続きのフローについて丁寧に説明できる環境を整えています。

太陽光発電についての疑問や不安を一つ一つ傾聴しながら、お客様の希望や生活スタイルに合わせた適切な居住環境を提案します。

さらに太陽光設備施工件数10,000件以上という実績を誇る私たちは、確かな技術でお客様一人ひとりの省エネ生活の実現に向けたサポートが可能です。

販売からアフターフォロー、トラブルシューティングのサポートまで万全の体制で臨みます。選ばれるだけでなく、任されるエネルギーパートナーとして常にお客様に寄り添うことが私たちZERO電生活のモットーです。どうぞお気軽にご相談ください。

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